5月1日~2日にかけて日本付近を通過した低気圧について。
このページでは気象庁のサイトの天気図を加工して使用しています。
5月1日18時の天気図を見ると日本海の能登半島沖に前線を伴った低気圧があります。この低気圧により、北陸地方や東北地方でまとまった雨が降りました。
主な各地の降水量は次の通りです。
大阪:7.5mm
名古屋:22.0mm
金沢:40.0mm
長野:15.5mm
前橋:3.5mm
東京:8.0mm
新潟:13.0mm
仙台:27.5mm
秋田:22.5mm
札幌:13.5mm
この低気圧の発生から順次見ていきます。
モンゴル付近に低気圧が現れます。
しばらく大陸を南下し、東シナ海に進みます。ここで温暖前線と寒冷前線を伴います。
閉塞点付近の三陸沖に新たな低気圧(2代目)が発生します。元の低気圧は前線がなくなり次第に弱まっていきます。
元の低気圧は三陸沖で消滅します。三陸沖に合った低気圧は北海道の東に進みます。
オホーツク海に進み前線は閉塞化します。
オホーツク海をゆっくりと進み前線は低気圧中心から離れます。最盛期となり中心気圧は982hPaとなります。
寒冷前線の折れ曲がったところに別の低気圧(3代目)が発生します。
3代目の低気圧は閉塞化します。2代目の低気圧は弱まりながら再び北海道の東を進みます。
2代目の低気圧は北海道のはるか東で消滅します。
3代目の低気圧の閉塞点に別の低気圧(4代目)が発生します。
3代目の低気圧は弱まり消滅します。