低気圧2021.4.29~5.5

5月1日~2日にかけて日本付近を通過した低気圧について。

このページでは気象庁のサイトの天気図を加工して使用しています。

 

5月1日18時の天気図を見ると日本海能登半島沖に前線を伴った低気圧があります。この低気圧により、北陸地方や東北地方でまとまった雨が降りました。

主な各地の降水量は次の通りです。

大阪:7.5mm

名古屋:22.0mm

金沢:40.0mm

長野:15.5mm

前橋:3.5mm

東京:8.0mm

新潟:13.0mm

仙台:27.5mm

秋田:22.5mm

札幌:13.5mm

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この低気圧の発生から順次見ていきます。

モンゴル付近に低気圧が現れます。

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しばらく大陸を南下し、東シナ海に進みます。ここで温暖前線寒冷前線を伴います。

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日本海を進み能登半島沖で前線は閉塞化します。

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閉塞点付近の三陸沖に新たな低気圧(2代目)が発生します。元の低気圧は前線がなくなり次第に弱まっていきます。

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元の低気圧は三陸沖で消滅します。三陸沖に合った低気圧は北海道の東に進みます。

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オホーツク海に進み前線は閉塞化します。

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オホーツク海をゆっくりと進み前線は低気圧中心から離れます。最盛期となり中心気圧は982hPaとなります。

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寒冷前線の折れ曲がったところに別の低気圧(3代目)が発生します。

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3代目の低気圧は閉塞化します。2代目の低気圧は弱まりながら再び北海道の東を進みます。

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2代目の低気圧は北海道のはるか東で消滅します。

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3代目の低気圧の閉塞点に別の低気圧(4代目)が発生します。

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3代目の低気圧は弱まり消滅します。

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