4月17日から18日にかけて日本付近を通過した低気圧群について。
このページでは気象庁のサイトの天気図を加工して使用しています。
4月18日3時の天気図を見ると、東北地方南部太平洋側に前線を伴った低気圧があります。また、能登半島沖にも低気圧があります。これらの低気圧や前線によって日本付近はまとまった雨が降りました。
主な各地の降水量は次の通りです。
広島:15.5mm
大阪:59.5mm
名古屋:89.0mm
金沢:39.5mm
長野:32.5mm
前橋:36.0mm
東京:48.5mm
新潟:30.0mm
仙台:53.0mm
秋田:39.0mm
札幌:51.5mm
これらの低気圧の発生から順次見ていきます。
四国沖の前線上と山陰沖にそれぞれ低気圧が発生しました。
2つの低気圧はともに東北東へ進んでいきます。
前線を伴った低気圧は東海地方、関東地方南部、三陸沖を通り、北海道南東部で前線が閉塞化します。日本海の低気圧は能登半島沖を通り秋田沖に進みます。
日本海の低気圧は秋田付近まで進んだところで消滅します。
前線を伴った低気圧は北海道東部を北上し、オホーツク海に抜けます。閉塞前線は低気圧中心から離れます。中心気圧は980hPaで最盛期となり、これ以降衰えていきます。
低気圧に伴う前線は消滅しました。また、この低気圧の北側に別の低気圧が発生します。
元の低気圧はここで消滅します。後から発生した低気圧はゆっくり北上を続けます。
オホーツク海からシベリアに達したところで消滅します。