4月28日~30日にかけて日本付近を通過した低気圧について。
このページでは気象庁のサイトの天気図を加工して使用しています。
4月29日15時の天気図を見ると近畿地方に前線を伴った低気圧があります。この低気圧により西日本中心にまとまった雨が降りました。
主な各地の降水量は次の通りです。
福岡:45.0mm
広島:67.5mm
高知:65.5mm
大阪:122.0mm
名古屋:49.0mm
金沢:97.0mm
前橋:11.5mm
東京:40.0mm
仙台:35.5mm
札幌:33.5mm
この低気圧の発生から順次見ていきます。
停滞前線上の九州の西に低気圧が発生します。
本州中部を縦断し新潟付近に進みます。
その後急速に発達して、三陸沖から北海道東部に進みます。前線は閉塞化して、最盛期を迎えます。この時の中心気圧は978hPaでもっとも発達した時期になります。
ほとんど停滞して前線が消滅します。また、この低気圧の東方にかつての前線の閉塞点のなごりと思われる低気圧が発生します。
本体の低気圧はオホーツク海南部で消滅します。東方の低気圧は東進します。
東方の低気圧もここで消滅します。